【8月1日ビットコイン分裂問題】目まぐるしい動向
何か月も前から取り上げられて、注目されている
【8月1日ビットコイン分裂問題】
一日?ひょっとしたら数時間?で動きが変わる変わる…!ここに来てまたガラッと変わったので急ぎ簡単にまとめていこうと思います。
-分裂問題の今まで-
ビットコインの今までの動きは、BKさんの記事、かにたまさんの記事がとても分かり易く纏まっているのでこちらを読むと今までの流れが掴めると思います。
今ビットコインに起こってること - 仮想通貨?儲かるのか? by BK
ビットコイン分裂問題続報!UAHFからSegWit2xへ。SegWit2xとは?7月21日に注目! - お金で悩みたくないのでゼロから学ぶブログ
【UASF】vs【UAHF】の長い睨み合いに
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【segwit2x】案の登場
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【UAHF】勢、一気に【segwit2x】支持
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8月1日は【segwit2x】で固まる…?
-最新の分裂問題-
大石哲之さん、墨汁うまいさんのツイートを引用・貼り付けさせていただきます。
速報、BitcoinABC(旧Unlimited)による新コインBitcoin Cashのページが登場。フォークが行われる模様。https://t.co/qDxv80XHMy
— Tetsu UASF 大石哲之 (@tyk97) 2017年7月18日
速報:8/1にビットコインからBitmainのUAHFでハードフォークするビッグブロックのBitcoin CashをBUマイニングプールで有名なViaBTCの中国取引所が上場予定。 #ビットコイン #Bitcoin $BTC #仮想通貨 #ブロックチェーン #UAHF https://t.co/1zOM1L3q3s
— 墨汁うまい(BokujyuUmai) (@bokujyuumai) 2017年7月18日
どうやら分裂して『Bitcoin Cash』という新しいコインが誕生するようです。今回はかなり正確にフォーク時刻が示されているようなので、分裂はほぼ確実とのこと。
この流れを受けて、一時20万円まで落ち込んだビットコイン価格も26万円近くに戻ってきています。方向性がようやく決まりつつあるのと、分裂することによってビットコインで長く問題になっていた送金時間の遅延・遅延による手数料の高騰の解決に繋がる新たなSegWitがいよいよ導入出来るという安心感が出たのでしょうか。
-まだまだ分からないビットコイン-
これでビットコイン安泰かと思いたいですが…
速報:SegWit2xのクライアントであるbtc1に致命的なコンセンサスの相違問題が見つかる。コアデベロッパーのG.Maxwellによると「この問題によりネットワークは数多くのフォークが起こる状態になる」 #ビットコイン #Bitcon #仮想通貨 #SegWit2x #UASF https://t.co/Nz5terrFNv
— 墨汁うまい(BokujyuUmai) (@bokujyuumai) 2017年7月19日
segwit2xのプログラムはひたすら危なさが漂うばかりで…も、もう落ち着いて欲しい。
【2017/07/20 追記】
BIP91からのSegwitを導入していく流れに進みつつあるようですね。
チェーンのアップデートは7月21日の夜あたりに確定して24日頃に有効化されるらしいのですが、確定させるまでにBIP91が80%に到達しないとなので果たして。ちょいちょい上がり下がりしてます。
【2017/07/21 追記】
BIP91ロックインされました!!
これで長きに渡るSegwit導入騒動に終止符が打たれる…!
その後について、大石哲之さんの記事がとても分かり易かったので
↓こちらに↓
さらに、ビットコインの分裂問題を受けて日本の取引所が8月1日以降の入出金受付を一時停止すると発表されました。
再開日時は未定とのことなので、(どうしよう…万が一が怖いし円に戻しておこうかな。再開したらまた買えば良いや)と考える人も出てくるかと思います。そこから一気に売りが殺到する可能性もありますよね。
8月1日までは引き続き、マメな情報収集が必要になりそうです。
一先ず7月22日、ViaBTC中国取引所のBitcoin Cash上場を注意深く見守ろうと思います。
ビットコインについて
仮想通貨の話題になると、当たり前のようにビットコインという単語が出てきますね。仮想通貨の代表とも言われるビットコインについてお話してみます。
ビットコインとは
Bitcoin(ビットコイン)とは、2008年10月に中本哲史(Satoshi Nakamoto)と名乗る人物がインターネット上に投稿した『Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System(ビットコイン:P2P 電子マネーシステム)』という論文が全ての始まりです。
内容を要約すると、管理者が通貨を発行する仕組みでは無くネットワークの仕組みを利用してバラバラに処理し、更に暗号化の技術と組み合わせることによってビットコインの信頼性を担保してゆくというものです。この論文の考え方に世界中の研究者やプログラマーが賛同し、2009年1月にはオープンソースが公開され初めてのビットコインが誕生しました。
『円』や『ドル』のように通貨単位が設けられており、ビットコインは『BTC』です。1ビットコイン=1BTCと表記されます。
ビットコインの主な特徴
①政府や銀行などの管理者が存在しない(非中央集権)
ビットコインは発行する政府、入金や出金を管理する銀行といった中央管理者が一切存在しません。通貨発行・入出金は全てインターネット上で行われます。よって、政府や銀行が原因で引き起こされる問題(インフレやデフレ、銀行が破綻してしまい預けていたお金が消失してしまった…!など)の影響を受けません。但し、裏を返すとビットコインの暴落や盗難といった問題が発生した場合、管理者が存在しないので誰も補償してくれないということにもなります。このような『通貨発行主体が無い』『管理者が不在』の運営方法は非中央集権と呼ばれます。
②格安の手数料でいつでも、どこでも、誰とでも簡単に取引が出来る
ビットコインは中央管理者が不在なので、直接個人間で取引が出来ます。そのため従来発生する送金コストがかからず、ほぼ無料に近いような格安の手数料での送金が可能となります。さらにビットコインは世界共通なので、ビットコインの利用に規制が無い国なら両替要らずでどこの誰とでも自由に取引することが出来るのです。
そしてビットコインの送金は僅か10分前後で完了します。これも魅力の一つです。
※一般的に銀行の送金は遅く、費用がかかります。例えば、日本円から米ドルへ海外送金をする場合。手数料で4000円~7000円、着金するまでに早くても4~5営業日を要します(・・;)
③P2Pネットワークを使用している
ビットコインのシステムはP2Pで維持されています。P2Pとは、Peer to Peer(ピア・ツー・ピア)の略で特定のサーバーに頼らず、ネットワーク上に存在する端末が相互に直接接続して分散的に通信することです。P2Pについてはビットコインの仕組みでもう少し詳しくお話していこうと思います。
P2Pの仕組みによって、ビットコインのデータは世界中の様々な端末に保存されて共有されます。例えば一つの端末がサイバー攻撃を受けてダウンしても、他のたくさんの端末が同じデータを保存してくれているので痛くも痒くもありません。また、万が一どこかのビットコインのデータが改ざんされた場合も、他の端末が改ざん前のデータを保存しているので改ざんされたデータは間違いだ!と消されます。